Excelで数値データを扱っているとよく小数点以下を四捨五入したり、切り上げたり、切り捨てたりしたいと思うことがあります。
これらは関数を使用することで簡単に行えます。
今回は、『関数で数値を四捨五入・切り上げ・切り捨てする方法(ROUND関数・ROUNDUP関数・ROUNDDOWN関数)』についてご紹介します。
四捨五入する方法(ROUND関数)
関数の使い方
【関数】
ROUND(数値,桁数)
引数 | 指定内容 |
---|---|
数値 | 四捨五入したい数値を指定 |
桁数 | 四捨五入後に残したい小数点以下の桁数を指定 |
「桁数」には四捨五入をした後に残したい小数点以下の桁数を指定します。
0を指定すると小数第一位が四捨五入されて整数値になります。
1を指定すると小数第二位が四捨五入されて小数点以下の桁数が1になります。
2を指定すると小数第三位が四捨五入されて小数点以下の桁数が2になります。
また、少しイレギュラーかもしれませんが、桁数にはマイナス値も指定できます。
-1を指定すると整数の一の位が四捨五入されます。
-2を指定すると整数の十の位が四捨五入されます。
関数の使用例
数式 | 結果 |
---|---|
ROUND(13.547,0) | 14 |
ROUND(13.547,1) | 13.5 |
ROUND(13.547,2) | 13.55 |
ROUND(13.547,-1) | 10 |
ROUND(13.547,-2) | 0 |
切り上げする方法(ROUNDUP関数)
関数の使い方
【関数】
ROUNDUP(数値,桁数)
引数 | 指定内容 |
---|---|
数値 | 切り上げしたい数値を指定 |
桁数 | 切り上げ後に残したい小数点以下の桁数を指定 |
「桁数」には切り上げした後に残したい小数点以下の桁数を指定します。
0を指定すると小数第一位が切り上げられて整数値になります。
1を指定すると小数第二位が切り上げられて小数点以下の桁数が1になります。
2を指定すると小数第三位が切り上げられて小数点以下の桁数が2になります。
また、少しイレギュラーかもしれませんが、桁数にはマイナス値も指定できます。
-1を指定すると整数の一の位が切り上げられます。
-2を指定すると整数の十の位が切り上げられます。
関数の使用例
数式 | 結果 |
---|---|
ROUNDUP(13.547,0) | 14 |
ROUNDUP(13.547,1) | 13.6 |
ROUNDUP(13.547,2) | 13.55 |
ROUNDUP(13.547,-1) | 20 |
ROUNDUP(13.547,-2) | 100 |
切り捨てする方法(ROUNDDOWN関数)
関数の使い方
【関数】
ROUNDDOWN(数値,桁数)
引数 | 指定内容 |
---|---|
数値 | 切り捨てしたい数値を指定 |
桁数 | 切り捨て後に残したい小数点以下の桁数を指定 |
「桁数」には切り捨てした後に残したい小数点以下の桁数を指定します。
0を指定すると小数第一位が切り捨てられて整数値になります。
1を指定すると小数第二位が切り捨てられて小数点以下の桁数が1になります。
2を指定すると小数第三位が切り捨てられて小数点以下の桁数が2になります。
また、少しイレギュラーかもしれませんが、桁数にはマイナス値も指定できます。
-1を指定すると整数の一の位が切り捨てられます。
-2を指定すると整数の十の位が切り捨てられます。
関数の使用例
数式 | 結果 |
---|---|
ROUNDDOWN(13.547,0) | 13 |
ROUNDDOWN(13.547,1) | 13.5 |
ROUNDDOWN(13.547,2) | 13.54 |
ROUNDDOWN(13.547,-1) | 10 |
ROUNDDOWN(13.547,-2) | 0 |
まとめ
『関数で数値を四捨五入・切り上げ・切り捨てする方法(ROUND関数・ROUNDUP関数・ROUNDDOWN関数)』をまとめます。
数値 | 関数 |
---|---|
四捨五入 | ROUND関数 |
切り上げ | ROUNDUP関数 |
切り捨て | ROUNDDOWN関数 |
数値を扱う際はよくお世話になる関数だと思います。
すごく便利な機能なので、Excelをよく使う方は覚えておくといいかもです!